冨安健洋、アーセナルの左SBで活きた“特性”とは? 「今日のために」アルテタ監督が与えた役割とは?【分析コラム】

2022年05月09日(月)11時26分配信

シリーズ:分析コラム
text by 安洋一郎 photo Getty Images
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両軍の明暗を分けた2つのプレー



 敗れたリーズだが、しっかりとしたゲームプランを持ってこの試合に入っていれば、勝ち点を持ち帰ることはできたかもしれない。だが、前半の“2つのプレー”によって勝ち点獲得は叶わないものとなってしまった。

 1つ目は5分に決まったアーセナルの先制点のシーンだ。右SBのルーク・エイリングがGKのイラン・メリエへとバックパス。メリエは他の選手にパスを繋ぐか前線に大きく蹴りだせばなんてことない場面だったが、状況判断を誤ってボールを持ち過ぎたところをエディ・エンケティアに詰められて痛恨の失点を喫した。エンケティアのプレスの掛け方が上手かったとはいえ、あまりに軽率なプレ-だった。

 2つ目は25分にガブリエウ・マルティネッリに対してエイリングが両足タックルを見舞ったシーンだ。当初はイエローカードだったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入と主審によるOFR(オン・フィールド・レビュー)の末にレッドカードへと判定が変更し、リーズは残りの65分間を10人で戦わなければいけない状況になってしまった。

 また、危険なプレーでの一発退場となったため、エイリングは残り3試合の出場停止処分が決定的となっている。本来であればチームを引っ張っていかなければならない存在だが、軽率なプレーによって逆にチームの足を引っ張る形となってしまった。

 GKのミスと退場…。アーセナルはリーズの自滅とも言えるこの2つのプレーを自分たちのチャンスに変え、貴重な勝ち点3を獲得したのだった。

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