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世界最高額は誰だ?サッカー選手市場価値ランキング1位~5位。数々のスター選手を抑えて1位に輝いたのは…【2022年最新版】

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:遂に覚醒したドリブラー

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【写真:Getty Images】


FW:ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード/ブラジル代表)
生年月日:2000年7月12日
市場価値:1億ユーロ(約120億円)
21/22シーズン成績:35試合17得点13アシスト

 10代の頃から注目を集めていたヴィニシウス・ジュニオールは、「今世紀最高の宝石」と評され、16歳の若さでフラメンゴの主力に定着した。17年に行われた南米U-17選手権で得点王と大会MVPに輝き、こうした活躍に目をつけた18年夏にレアル・マドリードが引き抜いている。

 周りの選手のサポートがなくても独力で局面を打開できる圧倒的なドリブルは、スピードとテクニックの両方が世界最高峰。ラ・リーガではおろか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でもヴィニシウスのドリブルは誰にも止めることができていない。

 一方でヴィニシウスには「得点直結のプレーの少なさ」という明確な改善点があった。レアル・マドリード加入から3シーズンで7ゴール9アシスト(ラ・リーガ)に留まっていたことからもわかるだろう。それが2021/22シーズンに大幅に改善された。わずか1シーズンでそれ以前の3年間を大きく上回る17ゴール13アシストを記録したのだ。

 圧倒的なドリブルに加え、得点直結のプレーが増えたことでヴィニシウスの市場価値は急上昇。シーズン開幕時点では3600万ユーロ(約43.2億円)だったのが、1年もしないうちに約2.7倍増の1億ユーロ(約120億円)まで上昇した。世界最高の左WGへと覚醒し、一気にトップ3まで自身の価値を上げている。

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