14位：ペドリ（バルセロナ／スペイン代表）

生年月日：2002年11月25日
市場価値：8000万ユーロ（約96億円）
21/22シーズン成績：12試合3得点1アシスト

　昨季、サッカー界に大きな旋風を巻き起こしたのがペドリだ。ロナルド・クーマン監督の下で主力となった同選手は、20/21シーズンのリーグ戦37試合に出場。同年にスペイン代表デビューを果たすと、ユーロ2020（欧州選手権）では全試合にフル出場し、準決勝進出に貢献した。さらに、同大会直後に行われた東京五輪でも全試合にスタメン出場。U-24スペイン代表を準優勝に導くなど、クラブと代表で絶対的な地位を築いた。

　アンドレス・イニエスタを尊敬していると公言するペドリのプレースタイルは、バルセロナのレジェンドと瓜二つ。相手DFを翻弄するテクニカルなドリブルと、鋭い戦術眼で相手の意表を突く圧巻のパススキルで中盤を支配するこの男は、まさにスペインの至宝だ。

　その才能故に、20/21シーズンはクラブと代表でフル稼働。オフシーズンにはユーロ2020と東京五輪の両大会に出場したため休むことが出来ず、疲労が溜まったまま迎えた21/22シーズンはハムストリングの負傷に悩まされ、リーグ戦出場は12試合に留まってしまった。

　そのため、昨季急上昇した市場価値は8000万ユーロ（約96億円）で停滞している。2022年11月にはFIFAワールドカップ・カタール2022が開催される。オフシーズンに十分に休養を取り、万全の状態で来季のリーグ戦とワールドカップに臨むことが出来れば、ペドリの市場価値はさらに上昇するだろう。