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ミラン、最高の補強は? 21世紀ベスト移籍1〜5位。黄金時代を彩ったスターたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位:アレッサンドロ・ネスタ

アレッサンドロ・ネスタ
【写真:Getty Images】


生年月日:1976年3月19日
移籍金:3100万ユーロ(約44億円)
在籍期間:02年夏~12年夏
リーグ戦成績:224試合7得点2アシスト

 アレッサンドロ・ネスタは、ミランで10シーズンを過ごしたレジェンドだ。その間、セリエA優勝2回、チャンピオンズリーグ優勝2回と、素晴らしい結果を残している。

 ラツィオで名を上げたネスタは、2002年夏にミランに移籍。当時のラツィオは財政難で、ビッグネームを引き抜いた形だ。パオロ・マルディーニ、ヤープ・スタム、アレッサンドロ・コスタクルタといったDF陣に、さらにネスタが加わることになった。

 ネスタはこの世代の最強DFとの呼び声も高かった。実際、ラツィオに所属していた2000年から4年連続で守備の国イタリア・セリエAの年間最優秀DFに選ばれている。1対1に強く、空中戦もほぼ負けることがない。187cmの長身だが加速力は俊足を売りにするスピードタイプのFWにも劣らなかった。

 度重なるケガの影響で一年を通して活躍できるシーズンが少なかったのは玉に瑕だが、トップコンディションのネスタが見せる守備は、芸術的だった。

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