ミラン　最新ニュース

　選手補強の成否はチームの成績に大きな影響を与える。イタリアを代表するビッグクラブであるミランでは、期待以上の活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手もいる。ここでは、2001年以降に加入した選手の中から、ミランにとって最高の補強となった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

5位：ジェンナーロ・ガットゥーゾ

生年月日：1978年1月9日
移籍金：800万ユーロ（約11億円）
在籍期間：99年夏～12年夏
リーグ戦成績：335試合9得点15アシスト

　ジェンナーロ・ガットゥーゾは華々しいミランを演出する上で欠かせない選手だった。

　サレルニターナの中心選手だったガットゥーゾは、1999年夏にミランへ800万ユーロ（約11億円）で移籍。中盤で相手の攻撃の芽を摘み取る役割で注目された彼は、特に2001年夏のアンドレア・ピルロ加入からさらに存在感を増した。ピルロが多彩な技術でゲームメークをする一方で、ガットゥーゾは根こそぎ相手の起点を潰している。

　華やかさと泥臭さの両面を兼ね備えたミランは、ガットゥーゾ在籍期間中にセリエAで2度、チャンピオンズリーグで2度の優勝を成し遂げた。

　その闘争心ゆえ、縁の下の力持ちと言うにはあまりにも個性的だったが、ミランの成功を支えた一人であることは間違いない。