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記憶から消したい…。チェルシー、最悪の補強ランキング1~5位。沈黙した超世界的FWに史上最高額のベンチ要員も

シリーズ:最悪の補強ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:ティエムエ・バカヨコ

ティエムエ・バカヨコ
【写真:Getty Images】


生年月日:1994年8月17日
移籍金:4000万ユーロ(約48億円)
在籍期間:2017年7月~
リーグ戦成績:29試合2得点2アシスト

 2016/17シーズン、モナコはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4に入るという大躍進をみせた。当時のチームを支えていたのがキリアン・エムバペやベルナルド・シウバ、ファビーニョ、トマ・レマルといった面々であり、彼らは後にビッグクラブへと引き抜かれている。その中の1人に、ティエムエ・バカヨコもいた。

 バカヨコは2017年夏、恩師であるクロード・マケレレも在籍していたチェルシーに移籍。当時のアントニオ・コンテ監督の下、1年目から公式戦43試合に出場した。しかし、終盤はベンチを温める機会が増えていたなど、パフォーマンス自体は凡庸。モナコ時代の活躍ぶりを考えると、明らかに物足りなかった。

 翌2018/19シーズンはマウリツィオ・サッリ監督の就任、さらに同監督の愛弟子であるジョルジーニョが加入したこともあり、居場所を失うことになった。その後ミラン、古巣のモナコ、ナポリへのレンタル移籍を経験したが、モナコ時代のような輝きを取り戻すには至らず。2021/22シーズンはミランに2度目のレンタル移籍を果たすも、ここでも活躍はできなかった。

 現在のチェルシーにはジョルジーニョ、エンゴロ、カンテ、マテオ・コバチッチらがおり、さらにコナー・ギャラガーもレンタル先で台頭した。これらを考えても、レンタル先で不発続きのバカヨコに居場所があるとは考えにくい。このまま何も出来ず、チェルシーを離れることになりそうだ。

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