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記憶から消したい…。FCバルセロナ、最悪の補強ランキング1~5位。メッシと共存できなかった“王様”、移籍金168億円のドリブラーも

シリーズ:最悪の補強ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:アントワーヌ・グリーズマン

Griezmann
【写真:Getty Images】

生年月日:1991年3月21日
移籍金:1億2000万ユーロ(約144億円)
在籍期間:2019年7月~2021年8月
リーグ戦成績:74試合22得点12アシスト

 レアル・ソシエダで頭角を現したアントワーヌ・グリーズマンは2014年7月にディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードに完全移籍する。加入初年度でいきなり公式戦53試合に出場すると、翌年行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に大きく貢献した。そのグリーズマンを獲得しようと2017年にバルセロナは動き出すも失敗。しかし、2019年7月に獲得に至った。

 アトレティコではCFやトップ下などのポジションを務めることが多かったグリーズマンだったが、バルセロナ加入後は絶対的エース、リオネル・メッシとプレーエリアが被ってしまったため、グリーズマンは左WGへと追いやられる形に。慣れないポジションでプレーしたことで得点数も減り、アトレティコで見せたエースっぷりを発揮することができなかった。

 結局グリーズマンは在籍2年間出場した102試合で35得点に留まった。アトレティコでの最初の2シーズンで記録した107試合57得点と比べると、非常に残念な数字だ。財政難に苦しんでいたバルセロナは資金確保と不十分なパフォーマンスを理由に、昨夏同選手を古巣アトレティコにレンタル移籍に出すこととなった。獲得当時は波に乗っていた選手だったとは言え、バルセロナは無駄な買い物をしてしまったことに後悔しているに違いない。

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