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アーセナルへの移籍が決まったジンチェンコ

　アーセナルは22日、マンチェスター・シティからウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコの獲得が決定したことを発表した。そのジンチェンコは、昨季のシティではプレミアリーグ優勝決定に繋がる重要な働きを見せていた。

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　リバプールと大接戦の優勝争いを演じつつ最終節を迎えたシティはホームでアストン・ビラと対戦。2点をリードされる予想外の展開となり、そのままではリバプールに逆転優勝を許してしまう危機に立たされた。だが窮地のシティを救ったのが、交代で送り出された選手たちだ。

　シティは76分から81分までのわずか5分間で立て続けに3ゴールを叩き込んで大逆転。交代出場から2得点を挙げたイルカイ・ギュンドアンが最大のヒーローとなったが、ロドリが記録したもうひとつのゴールも、後半開始から出場していたジンチェンコの絶妙なアシストが生んだものだった。

　2分前に生まれたギュンドアンの1点目が、ゴール近くへ浮かせたクロスから生まれたことも伏線となったのかもしれない。相手守備陣がゴール前を固めたところで、左サイドから持ち込んだジンチェンコはエリア手前に空いたマイナス方向のスペースへ丁寧にラストパス。これをロドリが正確なシュートでゴール左隅へ蹴り込んだ。

　昨季のシティではリーグ戦15試合の出場にとどまったとはいえ、最後に大きな貢献を果たしたジンチェンコ。新天地となるアーセナルでもその活躍に期待が高まることになりそうだ。