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無駄遣いは? ミランの補強診断。過去5年の獲得選手を5段階でチェック。名門復活の主役と、置いてけぼりの男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

E評価(完全に期待外れに終った補強)


【写真:Getty Images】


FW:ゴンサロ・イグアイン(アルゼンチン)
生年月日:1987年12月10日
加入年:2018年夏
移籍金:レンタル
通算成績:15試合6得点1アシスト

 2018年夏にユヴェントスからのレンタルで加入。完全移籍オプション付きだったが、レンタル料1020万ユーロの価値を示すことはできず。6ゴールを決めたが半年でレンタル打ち切りとなった。

DF:レオナルド・ボヌッチ(イタリア代表)
生年月日:1987年5月1日
加入年:2017年夏
移籍金:4200万ユーロ(約57億円)
通算成績:35試合2得点0アシスト

 2017年夏にユヴェントスから加入。即主将就任という信頼ぶりで、ミラン復権のけん引役として期待された。シーズンを通してレギュラーだったもののパフォーマンスレベルは高くなく、1年でユヴェントスに出戻りしたことでサポーターの反感を買った。

FW:アンドレ・シウヴァ(ポルトガル代表)
生年月日:1995年11月6日
加入年:2017年夏
移籍金:3800万ユーロ(約52億円)
通算成績:25試合2得点0アシスト

 ポルトでの活躍を受けて2017年夏に加入。長くエースとして活躍することを期待しての投資だったがイタリアでは不発。セリエA1年目は先発8回のみに終わった。その後、セビージャ、フランクフルトへレンタルに出されたあと、完全移籍で放出。

DF:アンドレア・コンティ(イタリア)
生年月日:1994年3月2日
加入年:2017年夏
移籍金:2400万ユーロ(約33億円)
通算成績:41試合0得点4アシスト

 2017年夏に加入したが、すぐに負傷。ミラン1年目はリーグ戦2試合出場にとどまった。2018年12月に復帰して2019/20シーズンは23試合に出たが、シーズン終盤に負傷したあとは、チームの構想に戻れなかった。今年1月にサンプドリアへ移籍。

DF:マッティア・カルダーラ(イタリア)
生年月日:1994年5月5日
加入年:2018年夏
移籍金:3687万ユーロ(約50億円)
通算成績:なし

 2018年にボヌッチとトレードの形で加入。そのままボヌッチの代わりを務めるはずだったが、度重なるケガに悩まされる。2021/22シーズンはレンタル先のヴェネツィアで31試合に出場して良い兆しを見せたが、ミランでの活躍はまだない。

MF:ルーカス・パケタ(ブラジル代表)
生年月日:1997年8月27日
加入年:2019年冬
移籍金:3840万ユーロ(約52億円)
通算成績:37試合1得点2アシスト

 フラメンゴから2019年冬に獲得。主力としてチームを変えるレベルの活躍が期待されたがセリエAにフィットせず、2020年夏に放出。その後の活躍を見れば能力が高いことは明らかだが、ミランではさっぱりだった。

DF:レオ・ドゥアルチ(ブラジル)
生年月日:1996年7月17日
加入年:2019年夏
移籍金:1060万ユーロ(約14億円)
通算成績:7試合0得点0アシスト

 2019年夏にフラメンゴから獲得。1年目はチャンスを与えられたが、11月に負傷して長期離脱になると、2年目はシーズン開幕直後に新型コロナウイルスの影響で離脱。復帰後はベンチを温めるのみとなり、2021年1月にバシャクシェヒルにレンタル移籍。今夏完全移籍に切り替わった。

【了】

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