MF：モイセス・カイセド（ブライトン／エクアドル代表）

MF：モイセス・カイセド（ブライトン／エクアドル代表）
生年月日：2001年11月2日
市場価値：600万ユーロ（約7.2億円）
今季成績：4試合0得点0アシスト

　今夏にブライトンは長年、中盤において不動の存在だったイヴ・ビスマがトッテナムに引き抜かれたが、その穴を全く感じさせることなく、開幕から上位争いを演じている。その原動力となっているのがモイセス・カイセドだ。

　今夏に加入した18歳のパラグアイ代表MFフリオ・エンシソのようにブライトンは有望な若手選手を積極的に補強するスタイルを貫いている。カイセドも若手発掘の一環で引き抜かれた選手であり、昨季途中からトップチームのレギュラーに定着した。

　足元の技術はビスマほどあるわけではないが、無尽蔵のスタミナでピッチ全体をカバーする走力と対人戦の強さは既に前任者に匹敵、もしくはそれ以上のものを備えている。既に昨季終盤からビスマ以上の存在感があった。

　今季はボランチでアレクシス・マック・アリスターとコンビを組んでいるが、彼は運動量が豊富なタイプでなく、どちらかというと配球に優れた司令塔タイプの選手だ。マック・アリスターがゲームを作り、カイセドがその後ろのスペースを埋めるという関係性が既に完成されており、中盤を支配できていることが、ブライトン好調の要因となっている。

【了】