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落選の危機? W杯出場が危ぶまれる名手5人。アーセナルの絶好調FW、世界屈指のSBも瀬戸際

text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アンス・ファティ(スペイン代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:2002年10月31日
スペイン代表通算成績:4試合1得点1アシスト

 アンス・ファティはA代表初先発となった20年9月のウクライナ戦で1得点1アシストと衝撃の活躍を披露した。当時17歳だったこの若者はすぐにでも代表のスターになるかと思われていたが、度重なる怪我の影響で代表キャップ数をあまり重ねることができていない。

 それでもルイス・エンリケ監督は自身が代表デビューをさせたこともあってファティを高く評価しており、怪我明けの今年6月にスペイン代表メンバーに招集した。ダビド・デ・ヘアやチアゴ・アルカンタラ、ジェラール・モレノ、ファビアン・ルイスら実力者が今年一度も代表に選出されないなど、ワールドカップを前に早くからメンバーを固定化していた中で招集されたため、指揮官の構想に入っていることが確認された。

 しかし、6月の4試合では出場機会を得ることができず、9月の代表メンバー選考からも外れた。ルイス・エンリケ監督は「(ここまで)ファティが先発出場したのはわずか1試合だ。それが全てを物語っている」とバルセロナでのプレータイムの少なさが選外とした理由だと明かしている。対して9月に初選出され、同じWGを本職とするニコ・ウィリアムズが猛アピールに成功しており、ファティは自身初のワールドカップ出場に向けて瀬戸際に立たされている。

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