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大苦戦…。欧州で消えかけている逸材5人。将来有望だったが…。伸び悩むタレントたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

モイーズ・キーン(ユベントス/イタリア代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:2000年2月28日
22/23リーグ戦成績:10試合1得点0アシスト

 2016年に現れた新星、モイーズ・キーンは2000年代生まれの選手としてセリエA初出場と初ゴール、UEFAチャンピオンズリーグでも初出場を記録。トップチームに定着した18/19シーズンには、1994年以降でセリエA最年少での4試合連続ゴールを記録するなど、デビュー後数々の記録を打ち立てた。しかし、イタリアに新たなスーパーストライカーが誕生したと思われたのも束の間だったかもしれない。

 キーンは2019年夏にエバートンへの移籍を決断。この移籍には2750万ユーロ(約33億円)もの移籍金が支払われた。だが、19/20シーズンにプレミアリーグで決めた得点はわずか2点のみ。定位置を確保できず、ほとんど何もすることが出来なかった。

 2020年夏にレンタルで加入したパリ・サンジェルマンではリーグ戦26試合で13得点をマーク。復調の兆しを見せたが、翌年にユベントスへ復帰すると再び失速。リーグ戦32試合で5得点しか決めることが出来なかった。そんな伸び悩む22歳のストライカーは、今季もここまで1得点のみ。リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドに並ぶと思われた逸材は、かつての輝きをほとんど失ってしまっている。

【了】

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