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もう見たくない…。レアル・マドリードで嫌われた5人。イタリアの悪童に現所属FWも

シリーズ:嫌われた5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ハメス・ロドリゲス(オリンピアコス/ギリシャ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1991年7月12日
レアル・マドリード通算成績:125試合37得点42アシスト

 13/14シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制覇したレアル・マドリード。CL2連覇を目指すチーム強化に向けて獲得したのが、ブラジルW杯で圧巻のパフォーマンスを見せ、コロンビア代表を過去最高成績のベスト8に導いたハメス・ロドリゲスだった。

 加入後はカルロ・アンチェロッティ監督のファーストチョイスとして定位置を確保。シーズン中盤には右足を骨折し、長期離脱を余儀なくされるも、回復後も持ち前のチャンスメイク能力や高い足元の技術で数々の得点に絡み、公式戦46試合17得点18アシストと在籍1年目から申し分ない成績を残した。

 しかし、2016年1月のジネディーヌ・ジダン監督の就任を機に失速。ラファエル・ベニテス前政権時にも度々夜遊びや体重オーバーなど、プロ意識の欠如が取り沙汰されたハメスだったが、その後もスピード違反に関する裁判に欠席するなど、ジダン新政権下でもその問題児っぷりは収まることはなかった。そして、これらの出来事が少なからずスタメン落ちに影響したようだ。

 ピッチ上で結果を残さず、ピッチ外で問題ばかり起こすハメスに対しサポーターが不満を募らせるのは当然のことだった。結局それ以降も出場時間を確保するには至らず、2020年夏にクラブを退団。加入当初には大活躍を見せたとは言え、数々の素行不良により“嫌われ者”というレッテルを貼られてしまったことは仕方がないことだろう。


【了】

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