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【エクアドル代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


カルロス・グルエソ
生年月日:1995年4月19日(27歳)
所属クラブ:アウクスブルク(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:12試合0得点0アシスト
代表通算成績:46試合1得点0アシスト

 高い状況判断能力を活かしたボール奪取能力で中盤のフィルター役を務め、90分間ピッチを縦横無尽に走り回る豊富な運動量も兼ね備えている。ドイツのシュトゥットガルトを経て、2019年からはアウクスブルク不動のダイナモとしての地位を確立。エクアドル代表ではW杯出場経験を持つ数少ない選手の1人で、今大会の南米予選では中盤の底から若手選手を鼓舞した。

アラン・フランコ
生年月日:1998年8月21日(24歳)
所属クラブ:タジェレス・デ・コルドバ(アルゼンチン)
22/23リーグ戦成績:15試合0得点0アシスト
代表通算成績:24試合1得点1アシスト

 優れたキック精度で試合に流れを与えるなど、アトレチコ・ミネイロ在籍時には司令塔的役割を担っていた。本来は中盤の中央を主戦場とする選手だが、4-4-2や4-4-1-1という代表でのシステムにおいてはサイドハーフを任されることが多い。これまで出場した代表戦24試合でフル出場を果たしたのはわずか3試合と継続的な出場時間を確保できておらず、未だ発展途上中。

ジェグソン・メンデス
生年月日:1997年4月26日(25歳)
所属クラブ:ロサンゼルスFC(アメリカ合衆国)
22/23リーグ戦成績:22試合0得点0アシスト
代表通算成績:31試合0得点1アシスト

 豊富な運動量でスペースを埋める姿はまさに神出鬼没。ピッチ全体を俯瞰して攻撃を組み立て、試合の流れをコントロールする能力にも長ける。スペイン3部とは言え欧州でのプレー経験を持ち、今年7月に加入したロサンゼルスFCでは2冠獲得にも貢献するなど実績はまずまず。2018年9月に代表デビューを飾って以降、イマイチ結果を残せていない状態が続いているが、アルゼンチン人指揮官にとって良いオプションとなることはできるのか。

モイセス・カイセド
生年月日:2001年11月2日(21歳)
所属クラブ:ブライトン&ホーブ・アルビオンFC(イングランド)
22/23リーグ戦成績:12試合1得点0アシスト
代表通算成績:25試合2得点4アシスト

 弱冠19歳でフル代表デビューを飾った逸材。最大の強みは優れたボール奪取能力。無尽蔵の運動量と状況判断能力で攻撃の芽を摘み取る“中盤の潰し屋”だ。今年1月に復帰したブライトンでは21歳ながら圧倒的な存在感を発揮しており、同クラブのデ・ゼルビ監督を始め、エクアドル代表のグスタボ・アルファロ監督からも高い評価を得ている。カタールW杯・南米予選では15試合で2得点4アシストを記録。2大会ぶりのW杯出場の立役者の1人となった。

ジェレミー・サルミエント
生年月日:2002年6月16日(20歳)
所属クラブ:ブライトン&ホーブ・アルビオンFC(イングランド)
22/23リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト
代表通算成績:9試合0得点0アシスト

 スペイン生まれイングランド育ちのエクアドル人MF。世代別イングランド代表でのプレー経験を持つがA代表ではエクアドル代表を選択。南米選手独特の細かいステップを活かしたドリブルが持ち味で、物怖じせず積極的に仕掛ける。一方で、懸念点は怪我の多さ。昨夏から在籍しているブライトンでは既に3度も負傷で離脱しており、代表メンバーからも数度外れている。

ホセ・シフエンテス
生年月日:1999年3月12日(23歳)
所属クラブ:ロサンゼルスFC(アメリカ合衆国)
22/23リーグ戦成績:33試合7得点6アシスト
代表通算成績:10試合0得点0アシスト

 2019年南米ユース選手権で黄金時代を築いたセントラルMFが初めてワールドカップという大舞台に挑む。今年行われた親善試合5試合の内、4試合に出場してアピールが功を奏した。優れたボール奪取能力という守備的な性質を持ちながら、積極的な攻撃参加も持ち味の1つで攻守両面で存在感を発揮する。所属先のロサンゼルスFCでは好調が続いているが、W杯という大舞台でチームに貢献することはできるのだろうか。

ロマリオ・イバラ
生年月日:1994年9月24日(28歳)
所属クラブ:パチューカ(メキシコ)
22/23リーグ戦成績:14試合4得点2アシスト
代表通算成績:24試合3得点1アシスト

 17歳と若くして母国エクアドルを飛び立ち、MLSのミネソタ・ユナイテッドを経て、2020年夏にメキシコの名門パチューカへ。得意のドリブルで局面を打開し、チャンスを演出するプレーが持ち味の1つ。献身的な前線からのプレスでボール奪取を試み、攻守両面で輝きを放つ。2020年11月以降は代表招集外が続いていたが、今年3月に約1年4ヶ月ぶりに復帰。ペルヴィス・エストゥピニャンと共に左サイドから攻撃を組み立てる役割に期待が寄せられる。

ゴンサロ・プラタ
生年月日:2000年11月1日(22歳)
所属クラブ:バジャドリード(スペイン)
22/23リーグ戦成績:9試合0得点2アシスト
代表通算成績:29試合5得点4アシスト

 2019年7月のポルトガルリーグ参戦を機に着実に力を付けている。エクアドル代表内での地位も確立しつつあり、チームのカタールW杯出場権獲得を大きく後押しした。生粋のドリブラータイプで縦と横への運びを器用に使い分け、攻撃の起点となる。今夏正式に加入したバジャドリードのパチェタ監督は同選手を高く評価しており、「彼(プラタ)は完璧な選手だ。W杯では活躍するに違いない」と述べた。

アンヘル・メナ
生年月日:1988年1月21日(34歳)
所属クラブ:クラブ・レオン(メキシコ)
22/23リーグ戦成績:14試合1得点2アシスト
代表通算成績:45試合7得点5アシスト

 約7年に渡ってエクアドル代表を牽引してきたベテラン。W杯出場経験はなく、34歳になって初のW杯出場を果たすことに。メインポジションは右WGだが、左WGや攻撃的MFなどでも遜色なくプレーできる希少なユーティリティプレーヤー。スピードを活かした縦へのドリブル突破は未だ健在だ。昨年から台頭した若手選手の勢いに押され出場時間を減らしているが、今年6月に行われたナイジェリア代表戦ではFKからペルヴィス・エストゥピニャンの得点をお膳立てしてチームを勝利に導いた。

アイルトン・プレシアード
生年月日:1994年7月17日(28歳)
所属クラブ:サントス・ラグナ(メキシコ)
22/23リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト
代表通算成績:25試合3得点3アシスト

 今年2月に脛骨を骨折する大怪我に見舞われ、戦線復帰を果たしたのは10月末。W杯出場が危ぶまれたが、無事にメンバー入りを果たした。フィジカル面の弱さが不安要素として残るが、俊敏な動きで相手一枚を剥がして繰り出されるパスは絶品。2月以降の代表戦での出場はなく、チームでの序列は決して高くないため、今大会ではおそらく控えに回ることになるだろう。

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