MF

ナデル・ガンドリ（背番号5）
生年月日：1995年2月18日（27歳）
所属クラブ：クラブ・アフリカン
代表通算成績：7試合出場／0得点0アシスト

　身長196cmの巨躯を誇るCB。鋭い読みを効かせたインターセプトと高い空中戦勝率で、攻撃を跳ね返す。ボールを奪った後も、冷静に味方にパスで繋ぐなど安定感は抜群だ。2019年に代表デビューして以来、長い間チュニジア代表に招集されていなかったが、2022年3月のW杯アフリカ予選の3回戦から信頼を獲得し、今ではCBの激しいポジション争いに加わっている。

エリス・スキリ（背番号17）
生年月日：1995年5月10日（27歳）
所属クラブ：ケルン（ドイツ）
22/23リーグ戦成績：14試合出場／0得点
代表通算成績：48試合出場／3得点

　チュニジア代表で最も価値のある選手だ。フランスのモンペリエでプレーし、現在はケルンに所属している。身体の線こそ細めだが、豊富な運動量を持ち味としたカバー範囲の広さが特徴で、2020/21シーズンにはシーズンを通して396kmというブンデスリーガNo1の走行距離を記録した。献身性だけでなく、後方からの安定したパス供給にも定評がある。こうした活躍から2021年のチュニジア年間最優秀選手賞を受賞している。

ガイレネ・シャーラリ（背番号18）
生年月日：1994年2月28日（28歳）
所属クラブ：エスペランス
代表通算成績：30試合出場／1得点

　昨季、エスペランスの主力としてリーグ2連覇と国内カップ戦優勝に貢献した実力者。クラブではインサイドハーフ中心の起用となっており、2列目からの飛び出しや、目の覚めるようなミドルシュートを決めてチームを助ける。代表では絶対的なポジションを築けていないものの、不動のレギュラーであるスキリ不在時にはアンカーの代役を任せられている。

モハメド・アリ・ベン・ロムダン（背番号15）
生年月日：1999年9月6日（23歳）
所属クラブ：エスペランス
代表通算成績：22試合出場／1得点0アシスト

　クラブと代表チームでレギュラーを務めるボックス・トゥ・ボックス型MF。攻守にわたってハードワークでき、ドリブルでの局面打開に加え強烈なミドルシュートも武器だ。代表でも主力の1人として数えられており、インサイドハーフのレギュラーに定着している。今年行われたキリンチャレンジカップで、日本代表戦でゴールを決めた。

フェルジャニ・サッシ（背番号13）
生年月日：1992年3月18日（30歳）
所属クラブ：アル・ドゥハイル（カタール）
22/23リーグ戦成績：3試合出場／0得点0アシスト
代表通算成績：77試合出場／6得点4アシスト

　エジプト、チュニジア、カタールの3ヵ国でトロフィーを挙げた実績のある経験豊富なMF。プレッシャー下でボールを受けても慌てることなく前を向いて縦パスを通す姿に頼りがいを感じさせる。機動力は平凡だが、守備では経験に基づいた予測でボールを奪うことも。2013年に21歳の若さで代表デビューして以来、主力として活躍し続けており、前回大会の2018ロシアワールドカップでも全試合に出場している。

アイサ・ライドゥニ（背番号14）
生年月日：1996年12月13日（25歳）
所属クラブ：フェレンツヴァーロシュ（ハンガリー）
22/23リーグ戦成績：9試合出場／0得点
代表通算成績：24試合出場／1得点

　プロデビューを飾ったフランスでは結果を残すことができなかったが、ハンガリーの強豪フェレンツヴァーロシュ移籍が功を奏してハンガリー代表の常連となった。中盤の底で力強いタックルでボールを刈りとるプレーを得意としているが、強烈なシュートと高い推進力を武器として備えており攻撃面でも脅威になれる。現在チュニジア代表で12試合連続フル出場するなど、チームに最も欠かせない選手の一人だ。

ハンニバル・メイブリ（背番号8）
生年月日：2003年1月21日（19歳）
所属クラブ：バーミンガム（イングランド）
22/23リーグ戦成績：15試合出場／0得点
代表通算成績：18試合出場／0得点

　16歳の時、フランスの育成の名門モナコから高額な移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加入した逸材MF。ピッチを縦横無尽に駆け回り、高いキープ力と創造力を生かして攻撃を指揮する司令塔タイプの選手だ。現在はチャンピオンシップ（イングランド2部）のバーミンガムで武者修行中。クラブでは徐々に出場時間を伸ばしているが、代表では途中出場がほとんどで出場機会はあまり多くない。