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【イラン代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

DF


【写真:Getty Images】


ショジャエー・ハリルザデー(背番号4)
生年月日:1989年5月14日(33歳)
所属クラブ:アル・アハリ(カタール)
22/23リーグ戦成績:5試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:25試合出場/1得点0アシスト

 カタールワールドカップのアジア予選で主力に定着したベテランDFは、センターバックのみならず最終ラインの全ポジションに対応できる万能型。普段からカタールでプレーしている地の利があるものの、同国リーグは9月中旬から中断しており、実戦感覚にやや不安が残る。カルロス・ケイロス監督就任後は出番が減っており、ベンチから出番を待つことになりそうだ。

モルテザ・プーラリガンジ(背番号8)
生年月日:1992年4月19日(30歳)
所属クラブ:ペルセポリス
22/23リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:46試合出場/3得点2アシスト

 コロナ禍に中国へ渡り、さらにひざの大怪我もあるなど直近の2年間は大きく低迷していた。しかし、今夏の母国復帰で復活を遂げてイラン代表にも復帰。恩師ともいえるカルロス・ケイロス監督の就任も追い風となり、主力として2大会連続のワールドカップに臨むことになりそうだ。前回大会はポルトガル代表から勝ち点1をもぎ取るなど、粘り強いディフェンスの中心を担った。統率力に長け、抜群の対人能力で最終ラインを引き締める。

ホセイン・カナーニ(背番号13)
生年月日:1994年3月23日(28歳)
所属クラブ:アル・アハリ(カタール)
22/23リーグ戦成績:7試合出場/4得点0アシスト
代表通算成績:35試合出場/2得点2アシスト

 ロシアワールドカップ後から主軸に定着し、ディフェンスラインの中心を担ってきた大型センターバック。長身を生かした空中戦など対人プレーで最大のパワーを発揮する。所属クラブではショジャエー・ハリルザデーとコンビを組む試合もあり、2人の連携は完成している。優秀なPKキッカーとしても知られ、今季はリーグ戦ですでに3本のPKを沈めた。国内リーグのクラブを渡り歩き、昨夏からカタールでプレーしているが、欧州で活躍していても不思議ではない実力者だ。

ルーズベー・ケシュミ(背番号15)
生年月日:1993年7月24日(29歳)
所属クラブ:エステグラル
22/23リーグ戦成績:11試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:20試合出場/1得点0アシスト

 センターバックと中盤アンカーの両方に対応できる守備職人は、2年ぶりのイラン代表復帰でワールドカップ出場メンバーに滑り込んだ。前回大会はグループステージ初戦のモロッコ代表戦にセンターバックとして先発し1-0の勝利に大きく貢献した。カルロス・ケイロス監督が重用していた選手の1人で、指揮官とともに代表に舞い戻り、再び世界の舞台に挑む。中盤での起用も増えそうだ。

マジド・ホセイニ(背番号19)
生年月日:1996年6月20日(26歳)
所属クラブ:カイセリセスポル(トルコ)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:19試合出場/0得点0アシスト

 前回大会は直前に初招集を受け、最終メンバー入りを果たすとグループステージ全試合に出場した。今大会はアジア最終予選終盤までほとんど出番がなかったにもかかわらず、今年3月の2連戦に先発してから再び代表に定着。カルロス・ケイロス監督就任後も生き残り、2大会連続のワールドカップに挑む。長身ながらサイドバックや中盤にも対応できる機動力と戦術眼を備える貴重なピースだ。

ラミン・レザイアン(背番号23)
生年月日:1990年3月21日(32歳)
所属クラブ:セパハン
22/23リーグ戦成績:11試合出場/3得点2アシスト
代表通算成績:46試合出場/2得点7アシスト

 カルロス・ケイロス監督が前回イラン代表を率いていた際に重用していた右サイドバックが、指揮官と時を同じくして3年ぶりにカムバック。今季はセパハンでゴールやアシストを量産して絶好調を維持している。カタールでのプレー経験があり、アル・シャハニア時代の2019/20シーズンにはPKなども含めてリーグ戦で12得点を挙げたこともある攻撃的なサイドバックだ。

サデグ・モハラミ(背番号2)
生年月日:1996年3月1日(26歳)
所属クラブ:ディナモ・ザグレブ
22/23リーグ戦成績:13試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:21試合出場/0得点2アシスト

 カタールワールドカップのアジア2次予選から主力に定着し、今や右サイドバックとして絶対的に近い地位を築いている。2018年からクロアチアでプレーしており、今季は初めてUEFAチャンピオンズリーグの本戦に出場するなど、成長著しい。特にグループステージ初戦のチェルシー戦では右ウィングバックとして先発し、対面したイングランド代表のラヒーム・スターリングを完封してディナモ・ザグレブの金星に貢献した。大舞台への強さは折り紙つきだ。

エフサン・ハジサフィ(背番号3)
生年月日:1990年2月25日(32歳)
所属クラブ:AEKアテネ(ギリシャ)
22/23リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:121試合出場/7得点15アシスト

 イラン代表歴代4位のキャップ数を誇る歴戦の勇士は、チームキャプテンとして自身3度目のワールドカップに挑む。所属するAEKアテネでは、代表でも同僚のミラド・モハマディと出場機会を分け合っている。左サイドバックが本職だが、後方からの展開力を買われて中盤で起用されることも多い。モハマディも好調を維持しているため、今大会はインサイドハーフとしての出番が増えるかもしれない。

アボルファズル・ジャラリ(背番号25)
生年月日:1998年6月26日(24歳)
所属クラブ:エステグラル
22/23リーグ戦成績:9試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:3試合出場/0得点アシスト

 カタールワールドカップのアジア予選では招集すらなかったが、9月に1年半ぶりの代表復帰を果たすと、最後の最後で本大会出場メンバーに滑り込んだ。左サイドバックを中心に、左サイド全域に対応できる。左のセットプレーのキッカーとしても優秀で、単なる控えに甘んじるにはもったいない素材だ。国際経験の不足が唯一の懸念点か。

ミラド・モハマディ(背番号5)
生年月日:1993年9月29日(29歳)
所属クラブ:AEKアテネ(ギリシャ)
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:45試合出場/1得点1アシスト

 ロシア、ベルギー、ギリシャと20代前半から欧州でキャリアを築いてきた左サイドバックは、攻撃的なプレースタイルで知られる。スピード豊かなオーバーラップから正確なクロスを送り込める。2016年にロシアへ移籍する前にも欧州から関心を寄せられるなど、若手時代から注目されていた。双子の兄弟で、カタール1部リーグのアル・サーリーヤに所属するメフルダド・モハマディは元イラン代表のウィンガーだ。

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