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相馬勇紀は右WGで移籍後初先発

　タッサ・デ・ポルトガル（国内カップ）準々決勝、カーザ・ピア対ナシオナルが現地時間9日に行われた。この試合では、サッカー日本代表MF相馬勇紀が完璧なアシストを記録している。

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　　今冬に名古屋グランパスからカーサ・ピアに加入した相馬は、右ウィングで先発出場。すると2点ビハインドで迎えた53分、決定的な仕事を果たしてみせた。

　相手GKのパスミスを拾った味方からボックス内右にポジショニングしていた相馬にボールが渡ると、同選手は右足ダイレクトでクロス。これをファーサイドのディオゴ・ピントが押し込み、相馬にはアシストが記録された。

　相馬のクロスは低く速いボールで、GKとDFの間のわずかなスペースを見事に射抜いている。ミスを犯したGKはこれに反応できず、ただ見送るだけ。決めたピントからしても押し込むだけと、まさに完璧だった。

　相馬はこれでカーサ・ピアでの公式戦4試合で1得点2アシスト。うち3試合が途中出場ということを考えても、海外1年目のスタートダッシュは順調と言えそうだ。

　なお、相馬のアシストで1点を返したカーサ・ピアは、80分にもゴールを奪って試合を振り出しに戻し、延長戦へ。しかし、この日2人目の退場者を出したこともあって一気に3点を奪われ、2-5でベスト8敗退となっている。