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バルセロナが育てた最高傑作5人(2)ティキ・タカの体現者と称されたのは?

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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バルセロナはスペインを代表する名門としての地位を確立している。こうした長い歴史において、アカデミー出身選手がクラブに与えてきた影響は大きく、これまでにも多くの生え抜き選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍していた選手の中から厳選した5人のアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考。出場成績は2023年2月20日時点)。


MF:シャビ・エルナンデス(元スペイン代表)

シャビ・エルナンデス
【写真:Getty Images】

生年月日:1980年1月25日
在籍期間:1998年7月~2015年7月
通算成績:767試合85得点184アシスト


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 バルセロナ史上最高のMFと称されるのがシャビ・エルナンデスだ。11歳の時にカンテラ(下部組織)の一員になると、早くからその才能を現し順調にカテゴリーを昇格。そして1998年にトップチームデビューを飾った。そこから、クラブにとって重要なピースとなるまで、そう多くの時間はかからなかった。

 シャビは圧倒的なパススキルとボールコントロールの上手さ、そして際立っていたIQを駆使してゲームを支配し続けた。かつてのチームメイトであったジョゼップ・グアルディオラ監督の下ではアンドレス・イニエスタ、セルヒオ・ブスケッツと共に黄金の中盤を形成。「ティキ・タカの体現者」とも称されるようになり、スペインサッカー界史上初の三冠達成などに大きく貢献している。バルセロナが一時代を築く上で無くてはならない存在だったことは、誰の目にも明らかだ。

 リオネル・メッシに次いでクラブ歴代2位となる公式戦767試合出場という成績を残し、2015年にバルセロナを去ったシャビは、その6年後にクラブへ復帰。ロナルド・クーマンの後任として、監督に就任したのである。現役時代にクラブの顔となり、苦しい時期に指導者として戻ってきたシャビは、まさにカンテラが生んだ最高傑作だ。

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【了】

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