フットボールチャンネル

気になる現状は…。冬に欧州移籍した日本人5人。Jリーグから異国で挑戦する男たち

シリーズ:欧州移籍した日本人の現状 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:松尾佑介


【写真:Getty Images】


生年月日:1997年7月23日
所属クラブ:浦和レッズ→ウェステルロー(ベルギー)
今季リーグ成績:1試合0得点0アシスト

 2022シーズンにアカデミー時代の古巣、浦和レッズに復帰した松尾佑介は、昨季のAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で9試合6得点と決勝進出に導く大活躍を披露。公式戦40試合で11得点7アシストと、シーズンを通じて多くの得点に関与した。

 こうした活躍から海外移籍が噂されていた中で、23年1月20日に浦和レッズのキャンプを離脱し、移籍市場閉幕間際の30日にベルギー1部のウェステルローに期限付き移籍で加入することが発表された。ウェステルローはチーム得点王だったライル・フォスターがバーンリーへと引き抜かれており、松尾には新たな得点源としての活躍が期待されていた。

 こうした状況でチームに加わった松尾は2月11日のヘント戦で79分から途中出場を果たし、新天地デビューを飾った。しかし、わずか4度のボールタッチに留まるなど周囲との連係はまだ築けておらず、それ以降の2試合では出場機会がない。ヨナス・デ・ルーク監督も「慣れるのに時間が必要だが、彼の準備が整うまで日々指導していくつもりだ」とサポートの姿勢を明かしており、まずはトレーニングで指揮官の目を留めるインパクトを残したい。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top