2位：カリム・ベンゼマ（フランス代表）

在籍期間：09年夏～現在
クラブ通算成績：640試合341得点
代表通算成績：97試合37得点

　カリム・ベンゼマは長い間脇役を務めてきたが、最終的には主役の座を射止めたストライカーだ。

　リヨンの下部組織出身で同クラブで有名になったベンゼマは、2009年夏にレアル・マドリードへ移籍。加入当初はやや苦しんだものの、2年目以降はコンスタントにリーグ戦2ケタ得点を記録した。ただ、同僚のクリスティアーノ・ロナウドがそれ以上のゴールを決め続けたため、主役の座はなかなかめぐってこなかった。

　それでも、C・ロナウドが去ってからはベンゼマの存在感が強まり、2018/19シーズンから4シーズン連続でリーグ戦20ゴール超を達成。昨季はラ・リーガとチャンピオンズリーグで得点王になり、ついにバロンドールを受賞した。

　あらゆる能力が高く、誰が仲間でも連動して動ける柔軟さも持ちあわせているベンゼマ。今季は負傷による離脱もあるが、ラ・リーガで14試合に出て11ゴールを挙げている。35歳とベテランの域に入っているが、まだまだ得点感覚は超一流だ。