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フォーカス 1年前

サッカー史上最高の司令塔! 伝説のトップ下5人。プラティニ、カカー…ピッチを支配した英雄たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

類を見ないモンスター。巧さと強さを備えた男


【写真:Getty Images】


MF:リバウド(バルセロナ/ブラジル代表)
生年月日1972年4月19日(当時29歳)
01/02シーズンリーグ戦成績:20試合8得点4アシスト
2002年W杯成績:7試合5得点1アシスト
ブラジル代表通算:74試合35得点

 ブラジル代表の歴史の中で「トップ下の背番号10」といえば、この男を思い浮かべる人も多いだろう。日本で開催されたワールドカップで見せたインパクトはそれほどまでに大きかった。

 基本データは、そのワールドカップ・日韓大会が開催された2002年のもの。

 最高値は“左足の魔術師”とも称されるほど卓越した「テクニック」。さらに24得点14アシストを記録する「攻撃力」と「パス」に加えて、世界中のDFを置き去りにした「ドリブル」と「スピード」も高い数値を記録している。

 一言でいえば“ファンタジスタ”と呼ばれる選手だが、リバウドの真の凄さは「フィジカル」の強さでもある。186cmと大柄な体に鋼のような肉体でボールをキープする。この強さこそが、卓越した技術の効果を何倍にも膨れ上がらせていた。今ではフィジカルとテクニックを併せ持つことが珍しくなくなったが、この時代では類を見ない“モンスター”とも言える存在だった。

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