
スペインの消えた逸材5人【写真:Getty Images】
若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した5人のスペイン人選手を紹介する。[1/5ページ]
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FW:ジェフレン・スアレス

バルセロナ時代のジェフレン・スアレス【写真:Getty Images】
生年月日:1988年1月20日
主な在籍クラブ:バルセロナ、スポルティングCP
現所属クラブ:引退
ベネズエラで生まれたジェフレン・スアレスは、両親とともに2歳でスペインの離島・テネリフェへ移住。2004年にバルセロナのカンテラ(下部組織)に加入すると、1年でフベニールB(U-18)からCチームへと駆け上がり、2006/07シーズンのコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)でトップチームデビューを飾った。
この時ジェフレンは18歳だった。
その後、2008/09シーズンの終盤にラ・リーガデビューを果たすと、翌シーズンには正式にトップチームに昇格。2009/10シーズンはリーグ戦12試合に出場し、2010/11シーズンにはボージャン・クルキッチが着けていた背番号11を引き継ぐ。
しかし、背番号変更からわずか1年で、バルセロナはジェフレンを放出。ポルトガルのスポルティングCPでは目立てず、バジャドリード、オイペン(ベルギー)、グラスホッパー(スイス)、AELラルナカ(キプロス)といったクラブを転々とし、一時は無所属になってしまった。
2021年夏からはタイに拠点を移し、約3年間同国でプレー。そして、2024年7月に引退している。
ジェフレンはスペイン紙『マルカ』のインタビューの中で、「バルセロナでは1タッチや2タッチを多用する習慣があるが、他では違った。よりフィジカル面が重視され、ロングボールも増える。自分のプレースタイルと考え方を変えなければならなかった」と答えている。
バルセロナで育まれた才能を、他のクラブで活かすことができなかったようだ。