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「サポートは良い事」連帯レアル、チーム全員ヴィニシウス! 人種差別に苦しむ仲間に勝利捧げる

text by 編集部 photo by Getty Images

レアル・マドリード最新ニュース


【写真:Getty Images】



レアル全員、ヴィニシウス・ジュニオールの20番を着用

 ラ・リーガ第36節、レアル・マドリード対ラージョ・バジェカーノの試合が現地時間24日に行われ、レアルが2-1の勝利をおさめた。この試合前、全員が20番のユニフォームを身につけて登場。ヴィニシウス・ジュニオールとの一体感を示したと、レアルを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が語っている。レアルの公式サイトが報じた。



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 事の発端は、現地時間21日にアウェイで行われたバレンシア戦。バレンシア側の観客の一部が、ヴィニシウス・ジュニオールに対して人種差別的なジェスチャーを行い、試合の終了間際にはヴィニシウス・ジュニオールがレッドカードを提示されて退場処分となる。しかし、スペインサッカー連盟(RFEF)が、ヴィニシウス・ジュニオールの処分を取り消した上で、人種差別的な行為が確認されたスタンドなど5試合の閉鎖を決定した。

 そして、今回の試合前には、ヴィニシウス・ジュニオールの20番のユニフォームをレアルの選手全員が身につけて登場し、連帯感を示している。試合は31分にカリム・ベンゼマが先制点を決めた後、84分に失点。それでも89分、ロドリゴが勝ち越しのゴールを決めて、人種差別に苦しむヴィニシウス・ジュニオールに勝利を捧げた。

 試合後、アンチェロッティ監督は「ここ数日、ヴィニシウス・ジュニオールが受けた全てのサポートは、彼にとって良いことだ。これ以上、反動が出ることはないと思う。なぜなら、私たちは皆、自覚を持ち、物事はすぐに改善されると期待しているからだ。膝の違和感がなければ、彼はプレーしていただろう。土曜日にプレーするためのトレーニングができるかどうかは、明日か金曜日に確認することになる。小さなことだが、今日はプレーできなかった」と述べた。

【了】

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