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トッテナム、ポステコグルー新監督は選手と距離を置く?「切り離さなければならなかった」過去

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



ポステコグルー監督の独特な指導スタイル

 イギリスメディア『フットボール・ロンドン』は現地時間6日、トッテナムの新監督就任が決まったアンジェ・ポステコグルーの指導スタイルについて報じた。同メディアは3年前に収録されたポッドキャストでポステコグルー監督が語った言葉を紹介している。



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 ポステコグルー監督はあえて選手と一定の距離を保って接するという。「私が指導してきた選手は全て、1分以上私と話したことがないと言うでしょう」と語る本人は、そのようにする理由を以下のように述べている。

「監督の仕事は、毎日いくつもの決断を下し、それぞれに明確な思考が求められる。選手やスタッフと距離を置くことで、決断を下すときに感情的にならないようにしている」

 若くしてコーチになったポステコグルー監督は、この指導方法に至った経緯をこのように語っている。

「私は初めてコーチの仕事に就いたとき、この方法を取らざるを得なかった。私は若くして現役を引退し、プレーしていたクラブでコーチを始めたため、私が指導していたのは元チームメイトや仲の良い同僚だった。だから私は、彼らに対する私自身としての関係とコーチとしての関係を切り離さなければならなくなった」

「私は何かを伝えるとき、ストーリーを語るのが好きで、理由や背景(を説明するの)が好きなんです。そして、みんなに理解してもらえるように説明できないといけない」と、自身のコミュニケーションの取り方を説明する。また、「いろいろなやり方があるが、自分という人間を貫かなければならない。本気でなければ見透かされてしまう」と、自分自身に誠実であることの重要性を説いた。

【了】

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