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マンUの新オーナー候補はエムバペ獲得に巨額の資金を投入か

　イギリス紙『デイリー・エクスプレス』は現地時間14日、マンチェスター・ユナイテッドがパリ・サンジェルマン（PSG）のキリアン・エムバペの獲得に動く可能性があると報じた。PSGとの契約が2024年の夏までとなっているエムバペは、13日に『AFP通信』を通じて、現行の契約に付随している契約延長オプションを行使しない意向を示している。

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　来季終了後にエムバペをフリーで放出することを避けたいPSGは、適正価格が提示されれば巨額な移籍金が見込まれるエムバペを今夏の内に売却する可能性がある。

　一方、昨年から続いてきたマンUの買収交渉は決着の時が近づいており、新オーナーにはカタール・イスラム銀行の会長であるシェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アルサーニ氏が就任するとみられている。

　同紙はスペイン紙『エル・パイス』の報道を基に、シェイク・ジャシム氏が買収を成立させれば、PSGと同様にカタール資本となるマンUがエムバペの移籍先の最有力候補になると伝えている。

　シェイク・ジャシム氏は莫大な資産を利用してエムバペの獲得に乗り出す可能性があるようで、具体的には約1億7100万ポンド（約273億円）を支払う用意があるという。

　マンUの新オーナーが決まらないことには話は始まらないだろうが、PSGとマンU両者の思惑が一致すれば、世界最高級のビッグディールが今夏に成立するかもしれない。

【了】