4位：ブラジル代表

監督：ラモン・メネゼス（暫定）
FIFAランキング：3位
総市場価値：9175万ユーロ（約1284.5億円）
最高額選手：ヴィニシウス・ジュニオール

　昨年のカタールワールドカップ開催時にFIFAランキングで1位だったブラジル代表が、今回の市場価値ランキングでは4位にランクインした。

　先述した通り、ブラジル代表は昨年の11月時点でFIFAランキングのトップに立っており、優勝候補筆頭とも言われていた。しかし、クロアチア代表との準々決勝でPK戦の末に敗退。この責任を取ってチッチ監督は退任し、現在はU-20代表監督のラモン・メネゼスがA代表の暫定監督という形で指揮を執っている。

　そんなブラジル代表で最高額の市場価値を叩き出したのが、現世界最高の左WGとも呼ばれるヴィニシウス・ジュニオール（レアル・マドリード）だ。昨季、それまで課題だった得点力の部分が大幅に改善されたドリブラーは、今季も公式戦23得点21アシストと大活躍だった。

　最高額のヴィニシウスに次ぐのが、同じくレアル・マドリードのロドリゴで、こちらも1億ユーロ（約140億円）と世界トップクラスの市場価値を叩き出している。この世界最高峰のWGに加えて、マルキーニョス（パリ・サンジェルマン）とエデル・ミリトン（レアル・マドリード）の両CBは、いずれも7000万ユーロ（約98億円）を記録しており、ワールドクラスの彼らの存在が、4位という高順位に直結している。