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「それ以外全員を売りに出す」低迷マンUは主力放出を覚悟。しかし売却に苦戦…4000万£のラッシュフォードにも入札者なし?

text by 編集部 photo by Getty Images

マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース

マンチェスター・ユナイテッドに所属するFWマーカス・ラッシュフォード

【写真:Getty Images】

マンUの売却戦略はどうなる…

 今冬の移籍市場において、マンチェスター・ユナイテッドは財政上難しい立ち回りを強いられることになる。夏の補強の成果が出ず低迷を続ける“赤い悪魔”は、果たしてどのような困難にあるのか。詳細を、イギリスメディア『Daily Mail』が現地時間11日に報じた。

 

 同メディアは、「ユナイテッドは、FWマーカス・ラッシュフォードへの4000万ポンド(約76億円)級のオファーを検討するようだが、1月の移籍市場で入札者が現れる可能性が低いことを認めている」と切り出し、クラブの売却戦略を報道。PSR(収益性と持続可能性に関する規則)遵守と今冬の選手獲得のための資金調達が必至な今日、PSRにおいて売却益を100%の利益として計上できる下部組織出身のラッシュフォードにスポットライトが当たっているものの、売却への道のりは厳しいようだ。

 今夏2億ポンド(約380億円)の移籍金を投下しながら、新たに2140万ポンド(約40億円)を支払ってエリック・テン・ハフ監督から指揮官を交代することになったユナイテッド。クラブは過去3年間で3億ポンドの損失を計上しているようで、選手売却なくして補強には動けない。同メディアは、「ラッシュフォードを売却できない場合のもう一つの選択肢は、MFコビー・メイヌーとFWアレハンドロ・ガルナチョという二つの宝石のどちらかを手放すことだが、これはクラブにとって最も避けたいことだ。今夏獲得したDFレニー・ヨロ、そしてルベン・アモリム新監督の下で活躍しているFWアマド・ディアロ、DFマタイス・デ・リフト、MFブルーノ・フェルナンデス、DFヌサイル・マズラウィ、そしてMFマヌエル・ウガルテといった選手も引き留めたいようだ」と伝える。

 さらに、「実際、それ以外の全員を売りに出している」という関係者のコメントを伝えているものの、「8500万ポンド(約162億円)の移籍金で加入したFWアントニー、週給37.5万ポンド(約7100万円)のMFカゼミーロ、負傷離脱を繰り返すMFメイソン・マウント及びDFルーク・ショーらについては、大幅な値下げをしたとしても売却することは難しい。MFクリスティアン・エリクセンやDFハリー・マグワイアらについては来夏で契約が切れるため、再販価値がほとんどない」と、スカッド整理の苦しさを報じている。

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【了】

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