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ASローマが絶好調

　セリエA第28節、エンポリとASローマの一戦が、現地時間9日に行われた。試合はアウェイのローマが1-0で勝利を収めた。この白星でローマは、リーグ戦12試合負けなしの5連勝を達成。決勝点となったゴールを記録したのは、マティアス・スーレだった。

　13日にUEFAヨーロッパリーグ（EL）ラウンド16・2ndレグ、敵地でのアスレティック・ビルバオ戦を控えるローマは、この一戦では大幅にメンバーを変更。2-1で制したホームでの第1戦のビルバオ戦で劇的な逆転ゴールを記録したウズベキスタン代表FWエルドル・ショムロドフらが先発に名を連ねた。

　試合はいきなり動く。エンポリがキックオフからゆったりとボールを回す中、ローマが前線からの連動したプレスでミスを誘うと、ショムロドフ、アナス・サラーエディンと素早く繋いでゴール前へ。そして、サラーエディンの折り返しをボックス右で受けたスーレが、トラップから迷いなく、左足を振り切る。これがゴール右隅に突き刺さり、開始20秒で先制に成功。スーレの思い切りの良さと正確なキックがもたらした見事なゴールだった。

　このリードを最後まで守り切ったローマが1-0で勝利。敵地でメンバー変更を加えたものの、見事に5連勝を達成。一時は15位にまで沈んでいたローマだが、クラウディオ・ラニエリ監督就任以降、みるみる順位を上げ、4位ユベントスとは6ポイント差の7位に浮上。来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得も現実味を帯びてきた。