海外日本人選手　最新ニュース

【写真：Getty Images】

田中が2位にランクイン

　チャンピオンシップ（イングランド2部）のリーズ・ユナイテッドでプレーするサッカー日本代表MF田中碧。英メディア『GIVE ME SPORT』は2日に、昨夏リーズに加入してから目覚ましい活躍を見せる田中について、チャンピオンシップでもトップクラスの選手だと高く評価した。

　昨夏の移籍市場でリーズに加入した田中は、今季リーグ戦36試合に出場して4ゴール2アシストと印象的な活躍を見せている。チームはリーグ戦39試合を消化した段階で、勝点81を積み上げてチャンピオンシップ2位につけている。首位シェフィールド・ユナイテッドとの差はわずか2ポイントであり、悲願の昇格に向けて着実に近づいている状況だ。

　同メディアは、「チャンピオンシップはイングランドサッカーの2部リーグだが、世界で最も競争の激しいリーグの1つだ。シーズンも最終盤に差しかかっている中で、トップ10に名を連ねる選手は誰なのだろうか」と前置きし、今季のベストプレーヤーランキングベスト10を選出した。

　そして、今季リーズの主力として活躍してきた田中は堂々2位にランクインしている。同メディアは、「今季直前に、移籍金は非公開だが約300万ポンド（約6億円）程度とされる田中がイングランドのサッカーにこれほど早く適応するとは、誰も予想できなかっただろう」と述べた上で、日本代表MFを次のように高く評価している。

「トップチームに定着するまでには時間がかかったが、チームに加入して以来、彼はほぼ外せない存在となっている。試合のテンポを決める存在であり、中盤でリーズの攻撃をスムーズにすると同時に守備でも大きく貢献できる選手であることを証明した。現時点で、田中はリーグ戦で4ゴールを決めており、リーズの前線4人以外の得点源となっている。これは昨季のリーズにひどく欠けていたものだ」

　なお、1位にはシェフィールド・ユナイテッドに所属する、今季35試合8ゴール5アシストを記録しているMFグスタボ・ハメルが選ばれている。