海外日本人選手　最新ニュース

【写真：Getty Images】

田中碧に厳しい評価

　イングランド・チャンピオンシップ（イングランド2部）第40節、ルートン・タウン対リーズ・ユナイテッドの試合が現地時間5日に行われ、試合は1-1の引き分けに終わった。現地メディア『LEEDS UNITED NEWS』は5日に、この試合に先発フル出場したリーズに所属するサッカー日本代表MF田中碧について厳しい評価を下している。

　前節引き分けに終わったことで、シェフィールド・ユナイテッドに抜かれて2位に転落したリーズ。自動昇格圏内の2位を維持するためにも、ルートンとの試合は白星が必須だった。

　しかし、15分にリーズはルートンのMFアイザイア・ジョーンズのゴールで先制されてしまう。その後、28分にFWダニエル・ジェームズの得点で試合を振り出しに戻すと、リーズは勝ち越しゴールを奪うために攻勢を強めた。もっとも、その後チャンスは作るもののルートンのゴールネットを揺らすことができず。試合は1-1の引き分けに終わっている。

　同メディアは、「田中は今、不安定な成績に陥っている」と前置きし、「昨夏獲得した田中は、リーズがここ数年で行った取引の中でも最高のものの一つであることが証明された。しかし、多くのファンは、彼がもっと貢献できたはずだと考えている。この日本人MFは、フィジカルの強いルートン相手に少し弱々しく見えた。26歳の彼は、今のところ調子は良くない」と、ここ数試合不調が目立っていることを指摘した。

　また、「素晴らしいパスはいくつかあったが、今シーズンのベストからは程遠い。ルートンがゴールを狙って突進する前に危険を回避すべきだったが、アデバヨに押し負けた。タフな相手に懸命にプレーしたが、クオリティーは低かった」と、この試合は特に低調なパフォーマンスだったと厳しい評価を下している。

　ルートンに引き分けたことで、3試合連続引き分けに終わったリーズ。順位表でも、コヴェントリーに勝利したバーンリーに抜かれて3位と、自動昇格圏内から転落してしまった。チャンピオンシップはあとわずか6試合となる中で、リーズは2位に浮上して悲願の昇格を勝ち取ることができるだろうか。