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パブロ・バリオスが終盤に一振り
アトレティコ・マドリードは現地時間6日、ラ・リーガ第30節でセビージャと敵地で対戦し、2-1で勝利を収めた。この試合で後半アディショナルタイムに決めたMFパブロ・バリオスの逆転ゴールは、直近のリーグ戦で3試合勝ち無しで不調に陥っていたチームにとって、優勝争いに踏みとどまる重要な得点となった。
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ではレアル・マドリードにPK戦の末にラウンド16で敗れ、スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)ではバルセロナに苦杯を舐めたアトレティコ。唯一のタイトル獲得の可能性を残すリーグ制覇に向けて、前日にバルセロナとマドリーが勝ち点「3」を逃した状況の中、セビージャとのアウェイゲームに臨んだ。
ディエゴ・シメオネ監督率いるチームは、7分にルシアン・アグメに先制点を許す苦しい展開に。それでもコナー・ギャラガーが獲得したPKをフリアン・アルバレスが決めて、25分に同点に追いつく。その後は両者にチャンスがあったものの、試合は動かずに終盤へ。
そして迎えた後半のアディショナルタイム3分。中盤の低い位置でボールを受けたバリオスは、ボックス付近までドリブルで持ち込んで左足を振り抜くと、これがゴール左隅に突き刺さった。試合終了間際のキツイ時間だったが、背番号「8」を背負うMFは力強いプレーで大仕事をやってのけた。
リーグ戦6試合ぶりに負傷から復帰したコケと真っ先にゴールを喜んだバリオスの劇的な逆転弾で2-1と勝利したアトレティコ。勝ち点を「60」に伸ばし、首位バルセロナと7ポイント差とした。