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三戸舜介が得意の左サイドで躍動
エールディヴィジ(オランダ1部)のスパルタ・ロッテルダムに所属するMF三戸舜介が、オランダメディア『AD』のインタビューに応じ、昨夏に参戦したパリ五輪(パリオリンピック)2024後の心境や昨季共にプレーした斉藤光毅の存在について語った。同メディアが、6日に掲載した。
2023年冬にアルビレックス新潟からスパルタ・ロッテルダムに完全移籍を果たした三戸。移籍1年目となった昨季は、リーグ戦18試合に出場して2ゴールをマーク。パリ五輪のメンバーにも名を連ね、初戦のパラグアイ戦では2得点を挙げた。そして迎えた今シーズンは、ここまでリーグ戦25試合の出場で5ゴールを記録。2025年に入り、右ウイングから左ウイングにポジションを移してから4ゴールをマークしている。
『AD』は、そんな22歳のアタッカーを「(昨季共にスパルタでプレーし、今季からクイーンズ・パーク・レンジャーズに活躍の場を移した)同じ日本人の斉藤光毅ほどの圧倒的な人気はまだないが、三戸舜介はスパルタで少しずつ懐疑的な目を克服しつつある。スパルタの赤と白のユニフォームを着た中で史上最も高給取りの選手である彼は、時間をかけて徐々にチームの左ウイングとして、そしてロッテルダムという街でも自分のリズムを掴み始めている」と紹介。
その上で、斉藤が移籍した影響を聞かれた三戸は、「光毅が去ったとき、最初の頃は寂しく感じた」と話し、「今シーズンの初め、僕は日本代表としてオリンピックに出場した。周りはみんな日本人で、それがとても楽しかった。その後に、光毅がいないチームに戻ってきたので、余計に寂しさを感じた」とシーズン初めの心境について語っている。
続けて「でも、ここには友人も来てくれた。家族も遠くから支えてくれているし、周りの人たちが自分を支えてくれたことも大きい。それに、ここでの生活にも少しずつ慣れてきて、他の選手たちと話すこともできるようになってきた」とオランダでの日々の充実ぶりを明かした。
最後にリーグ12位に位置するクラブで徐々に存在感を増している三戸は、「ゴールが増えた要因が左サイドに移ったことが影響しているかはわからない」と話し上で「でも、左サイドが自分にとって一番合っているポジションだとは思っている」と述べた。自身の得意とするポジションで定位置を掴んだ2023年シーズンのJリーグベストヤングプレーヤーは、残りのシーズンでどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。
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