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【写真：Getty Images】

田中碧の調子低下の原因は？

　イングランド・チャンピオンシップ（イングランド2部）第41節、ミドルズブラ対リーズ・ユナイテッドの試合が行われ、リーズが1-0で勝利した。現地メディア『LEEDS UNITED NEWS』は10日に、リーズに所属するサッカー日本代表MF田中碧について、ここ数試合不調に陥っていると指摘している。

　2分、リーズはFWダニエル・ジェームズのゴールで先制する。34分には、左コーナーキックの流れからファーサイドにいた田中がゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定。ゴールは幻となり、追加点を奪うことはできなかった。結局、試合冒頭の得点を守り切り、4試合ぶりの白星をあげている。

　同メディアは、「田中の活躍は信じられない。イングランドでの初シーズン、非常に緊張感が高く、プレッシャーのかかる状況の中、信じられないほどの速さで学んでいる」と今季のここまでの活躍を称賛しつつ、「最後には、ただただ疲れ果てていた」と、ミドルズブラ戦では疲労の影響でパフォーマンスが下がっていたことを指摘した。

　また、「（田中の）今季は素晴らしいシーズンだが、ここ最近は調子が落ちている。もっとも、ここ数試合のミスが彼のここまでの活躍に影を落とすことはないだろう」と述べた上で、田中のこれまでのキャリアにおける出場試合数に注目した。

　今季の田中は、日本代表とリーズで合計49試合に出場している。これまで田中が1年間で出場した試合数でもっとも多かったのは、フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属していた23/24シーズンで合計44試合だ。

　今季はすでに自身の最多出場試合数を超えている数字だが、チャンピオンシップの試合はまだ5試合残されている。同メディアは、「現在、田中は体力が尽きている。残りリーグ戦5試合に向けて、田中が万全の状態であることが必要だ」と、疲労の影響を考慮すると、田中をどこかのタイミングで休ませる必要があると指摘した。