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2024/25シーズンのプレミアリーグも佳境に差し掛かり、第31節終了後にサウサンプトンが史上最速となる降格を決めた。すでに彼らのことを「プレミアリーグ史上最弱」と呼ぶ声もあるが、過去にも弱いチームは数多くあった。今回は降格時の勝ち点を低い順にランキング形式で紹介する。(成績は『transfermarkt』を参照。今季のチームは含まない)
10位:シェフィールド・ユナイテッド
【写真:Getty Images】
シーズン:2020/21
勝ち点:23(7勝2分29敗)
シェフィールド・ユナイテッドは2016/17シーズンから指揮を執ったクリス・ワイルダー監督の下で、3部からプレミアリーグに駆け上がった。昇格1年目の2019/20シーズンはトップハーフの9位でフィニッシュしたが、続く2020/21シーズンは厳しい1年間となってしまった。
その要因として考えられるのが、「絶対的主力の負傷離脱」と「補強の目玉として獲得した選手の不発」だ。特に痛恨だったのが、[3-5-2]の左CBのレギュラーだったジャック・オコネルの離脱で、チームの生命線だったCBの攻撃参加の威力が半減。クラブ史上最高額で獲得したリアン・ブリュースターもリーグ戦27試合で無得点と期待外れに終わった。
この2つの事象が重なったことで深刻な得点力不足に陥り、2020年に行われた16試合では8ゴールしか奪えず。開幕17試合連続未勝利というリーグワースト記録を更新すると、翌年3月にはクラブをプレミアリーグ復帰に導いたワイルダー監督が解任となった。
ポール・ヘッキングボトム暫定体制となってからは、わずかながらに持ち直したが、32節終了時点で降格が決定。その後の6試合で3勝を挙げたことで勝ち点を「23」まで伸ばすも、得点力不足という課題は1年間を通して解決されず。38試合でリーグ史上ワーストに並ぶ20得点、完封負けは21試合にも及んだ。