8位:ノリッジ・シティ

【写真:Getty Images】
シーズン:2019/20
勝ち点:21(5勝6分27敗)
プレミアリーグとチャンピオンシップを何度も行き来しているノリッジ・シティは、6度の降格の中で、獲得勝ち点数において最少なのが2019/20シーズンだ。
現リーズ・ユナイテッド監督のダニエル・ファルケの下で、2018/19シーズンのチャンピオンシップを圧倒的な強さで優勝。エースのテーム・プッキを中心とした攻撃陣の破壊力は抜群であり、46試合で93ゴールを奪っていた。
当時のファルケ監督はマックス・アーロンズやベン・ゴッドフリーら若手を抜擢しながらチームの強化を図っており、大型補強に頼ることなく昇格を経験したメンバーを中心にプレミアリーグを戦った。
そのスタートダッシュは順調だった。ニューカッスルとの第2節で初勝利を挙げると、第5節マンチェスター・シティ戦では前シーズンの王者と好勝負を繰り広げて3-2の勝利。地元出身の生え抜きの若きスター、トッド・キャントウェルが脚光を浴びたのもこの試合だった。
しかし、ポゼッション率を高めて戦うスタイルは、レベルの高いプレミアリーグでは通用しなかった。特に年明け以降の成績は壊滅的で、プッキは1月以降に得点を奪うことができずにシーズンが終了。5勝6分27敗の勝ち点「21」、得点「26」、失点「75」という散々な成績でチャンピオンシップ降格となった。