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【写真:Getty Images】
遠藤航の残留を望む?
イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するサッカー日本代表MF遠藤航は、今夏に移籍するのではないかと噂されている。移籍市場での動向が注目される中で、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、遠藤の残留を望んでいるようだ。リバプール専門メディア『Anfield Index』が23日に報じている。
アルネ・スロット監督の就任1年目で優勝に近づくチームだが、遠藤は昨季と比較すると出場機会が激減した。リーグ戦には16試合に出場しているものの、ここまで先発はゼロ。出番が制限されている日本代表のキャプテンについて、今夏の移籍市場で欧州の複数クラブが獲得に動く可能性があると現地メディアが報じている。
そんな遠藤について、ファン・ダイクは、「ピッチ内外で非常に重要な存在だ」と前置きし、残留を望むコメントを残した。
「もちろん、昨年よりも出場機会は少ない。しかし、出場すれば試合を決定づけ、豊富な経験をもたらしてくれるとても重要な存在だ。ピッチ外でもリーダーの1人であり、彼がいてくれて私は本当に嬉しく思っている。キャプテンとして話していることは分かってくれていると思うが、チームを成長させ、支えてくれるリーダーが周りには必要で、遠藤はまさにその1人だ。彼がいることに本当に満足しているし、少なくともあと数年はチームにいてくれることを願っている」
同メディアは、「これはお世辞ではない。リーダーシップを持つファン・ダイクは、遠藤をチームの礎となる存在と位置付けている。リバプールファンにとって、静かな影響力を持つ選手は馴染み深い存在だ。ルーカス・レイヴァからジェームズ・ミルナーまで、汚れ仕事をこなす選手は、引退後も大切にされることが多い。遠藤はまさにその資質を備えているようだ」と、遠藤がこれまでクラブで活躍したレジェンドと、同じ存在になりつつあることを指摘した。
そして、「この夏に、リバプールは進化か安定かという決断を迫られるだろう。選手の高齢化、若手の台頭、そして新たな戦術的要求によって、チームの構成は必然的に変化する。しかし、遠藤は残すべき存在のように思える。再びレギュラーの座を掴むことはないかもしれないが、彼の価値はチーム構成によって決まるものではない。ファン・ダイクがほのめかすように、選手の中にはチームの文化を築く者もいる。そして、チームの文化こそが最も置き換えるのが難しいものなのだ」と、遠藤をクラブに引き留めるべきだというファン・ダイクの意見を支持している。
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