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小川航基がリーグ戦6試合ぶりに出場
サッカー日本代表FW小川航基、MF佐野航大、FW塩貝健人が所属するNECナイメヘンは現地時間27日、エールディヴィジ第30節でSCヘーレンフェーンと対戦し、0-1で敗れた。試合後、リーグ戦6試合ぶりに戦列に復帰した小川が、「かなり深刻な怪我だった」と語っている。現地メディア『ForzaNEC』が、28日に報じている。
13位のNECが、8位のヘーレンフェーンとのアウェイゲームに臨んだ。佐野と塩貝はスタメン入り。小川はベンチからのスタートとなった。NECは、0-0で迎えた53分にPKで先制を許すと、60分に小川を投入。3月8日に行われた第25節のホームでのゴー・アヘッド・イーグルス戦以来の出場となった。試合を振り出しに戻したいアウェイチームだったが、最後までネットを揺らすことができず、0-1の敗戦。敵地で勝ち点を持ち帰ることはできなかった。なお、佐野は81分間プレー、塩貝はフル出場している。
試合後、小川は同メディアのインタビューに応じ、「久しぶりにピッチに立って、本当に素晴らしい気持ちだった。サッカーをすることは僕にとって大きな喜びで、再びプレーできたことは本当に最高だった。再発を防ぐため、試合に向けてしっかりと準備を整えてきた」と語った。続けて「ハムストリングを痛めていて、それはかなり深刻な怪我だった」と明かし、「ハムストリングは、非常にデリケートで、慎重な対応が求められる。無理をしないよう細心の注意を払っている」と怪我の具合について説明した。
一方、チームメートの佐野もここ数カ月間、負傷による離脱を余儀なくされていた。小川と佐野は苦しいリハビリ期間中、互いに励まし合ってきたという。「佐野も深刻なケガを負っていた。僕たちは頻繁に会話を重ね、時には一緒に昼食や夕食を共にしながら、さまざまな話をして支え合ってきた」と明かしている。最後に「僕たちが最も重視していたのはチームを助けることだった。この“チームファースト”の精神は、多くの日本人選手に共通する考え方だ」と力強く話している。
今季はここまでリーグ戦22試合で7ゴールを記録している小川。2シーズン連続の二桁得点の期待も高まる中、残り4試合でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
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