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「売却はリスクが高い」リーグ制覇に貢献のリバプールMF遠藤航、移籍の噂も現地は残留を希望か「輝く時が来る」【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

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リバプールの遠藤航
【写真:Getty Images】

遠藤の去就はどうなる?

 イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するサッカー日本代表MF遠藤航は、今夏に移籍するのではないかと噂されている。移籍市場での動向が注目される中で、リバプール専門メディア『ANFIELD WATCH』は29日に、チームにおける遠藤の存在の重要性について伝えた。

 

 27日に行われた第34節のトッテナム戦に勝利したリバプールは、5シーズンぶり20度目のリーグ制覇を達成した。

 遠藤は今季公式戦29試合に出場。FAカップやEFLカップ(カラバオ・カップ)などではスタメン起用された試合はあるが、リーグ戦では一度もスタメンで出場していない。今冬の移籍市場では、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ、イプスウィッチ・タウン、フラム、ACミラン、セルティックなどが、昨季と比較すると出場機会が激減した遠藤の獲得に関心を示しているとの噂も持ち上がった。

 同メディアは、「2シーズン前につなぎの選手として獲得された遠藤は、すぐにファンのお気に入りになった」と前置きし、次のように言及している。

「欠点がないわけではないが、ロドリやデクラン・ライスといった優れた選手たちを相手に自分の力を発揮した。リバプールは彼にたった1600万ポンド(約30億円)しか払っていない。アルネ・スロット監督の下では、ライアン・グラフェンベルフが長期的に6番の役割を担う人材として起用されている。日本代表のキャプテンは脇に追いやられているが、だからといって完全に締め出されたわけではない。75分が経過すると、32歳の選手が輝く時が来る」

 そして、「彼は間違いなく、イングランドサッカー史上最高のクローザーの一人だ」と述べた上で、「控え選手であることは明らかだが、依然として非常に役立つ存在である。クラブが獲得しなければいけない選手のリストを見ると、この夏に6番を獲得することはないかもしれない。遠藤を売却するのはリスクの高い動きとなるだろう。バックアップを獲得せずに、彼が売却されるということはまずない」と、遠藤の重要性を強調し、クラブに残すべき存在であると指摘している。

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【了】

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