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【写真：Getty Images】

田中碧がキーマン？

　チャンピオンシップ（イングランド2部）のリーズ・ユナイテッドは、来季のプレミアリーグ昇格を決めた。英メディア『MOT Leeds News』は29日に、リーズに所属するサッカー日本代表MF田中碧が、厳しい戦いが予想されるトップリーグでのキーマンになると報じている。

　リーズは、21日に行われた第44節のストーク・シティ戦で6-0の勝利を収め、3シーズンぶりとなる昇格を決めた。昨夏の移籍市場終盤に加入した田中は、チームに負傷者が続出したことでチャンスを得ると、ダニエル・ファルケ監督の信頼を得て定位置を確保している。

今季は、リーグ戦42試合に出場して5ゴール2アシストを記録。プレミア昇格に大きく貢献した活躍が認められて、イングリッシュ・フットボールリーグ（EFL）による、今季のベストイレブンにも選出されている。

　同メディアは、「リーズのプレミア残留の鍵は田中だ」と前置きし、次のように言及した。

「過去2シーズン、プレミアリーグから昇格した3チームすべてが降格している。リーズは、この流れを打破することが目標だ。クラブには残留に必要なすべての選択肢が揃っている。そして、田中が残留の鍵となることは間違いない。この日本代表選手は、プレーで試合を支配することが可能だ。弱いチームに対しては、勝利か引き分けかの違いを生む可能性を秘めている」

　昨季に昇格を果たした、イプスウィッチ・タウン、レスター・シティ、サウサンプトンは、いずれも34節終了時点で降格が決まっている。英メディア『BBC』によると、4試合を残して降格するクラブがすべて決まっているのはプレミア史上初だという。

　来季のキーマンに指名された田中は、初挑戦となるプレミアリーグの舞台で現地の期待に応えて、クラブを目標の残留に導くことができるだろうか。