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2024/25シーズンのプレミアリーグも佳境に差し掛かり、第31節終了後にサウサンプトンが史上最速となる降格を決めた。すでに彼らのことを「プレミアリーグ史上最弱」と呼ぶ声もあるが、過去にも弱いチームは数多くあった。今回は降格時の勝ち点を低い順にランキング形式で紹介する。(成績は『transfermarkt』を参照。今季のチームは含まない)
4位:ハダースフィールド・タウン
【写真:Getty Images】
シーズン:2018/19
勝ち点:16(3勝7分28敗)
2016/17シーズンに当時チャンピオンシップに所属していたハダースフィールド・タウンは、昇格プレーオフ準決勝と決勝で2つのPK戦に勝利。45年ぶりとなるトップリーグ参戦の資格を得た。
プレミアリーグ創設以降では初の1部昇格となった2017/18シーズンは、開幕2連勝という最高のスタートを切ったことが結果として大きく、降格圏まで4ポイント差となる16位でフィニッシュ。しかし、この時点でチーム崩壊の予兆が見えていた。
その最大の原因となるのが、プレミアリーグ昇格が目前に迫った2017年4月に、採用責任者を務めていたスチュワート・ウェバー氏がノリッジ・シティに引き抜かれたこと。後に同クラブのプレミアリーグ昇格の立役者となることで知られる敏腕スポーツ・ディレクター(SD)の存在は、ハダースフィールドにとっても欠かせないものだった。
昇格に貢献する選手獲得やデイヴィッド・ワグナー監督を招聘したのもウェバー氏であり、彼はチームの“設計図”を作っている人物だった。そんな重要人物が昇格目前に引き抜かれたことで、プレミアリーグではそれまでと一転して補強が当たらなくなる。
特に2018年夏にSDに就任したオラフ・レッベ氏が先導した補強は大外ればかり。イサーク・ムベンザやラマダン・ソブヒ、アダマ・ディアカビらアタッカー陣の獲得は全て失敗に終わった。
その結果、38試合で22得点という深刻な得点力不足に悩まされ、当時では史上最速となる第32節終了時点での2部降格が決定した。
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