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1990年代にはシャープ株式会社がマンチェスター・ユナイテッドの胸スポンサーを務めるなど、多くの日本企業が海外クラブのユニフォームにその名を轟かせていた。近年は日本国内の不景気の余波も受けてこうした事例は減少しつつあるが、今回は、現在も海外クラブの胸スポンサーをしている企業を紹介する。
企業名:株式会社ヤスダグループ

【写真:Getty Images】
提携先:レアル・ソシエダ(スペイン)、スタッド・ランス(フランス)
事業内容:イベント事業、アカデミー事業、教育・学習支援事業
久保建英が所属するレアル・ソシエダ、伊東純也、中村敬斗、関根大輝が所属するスタッド・ランスの胸スポンサーを務めているのが、2023年 9月に設立された株式会社ヤスダグループ(以下ヤスダグループ)である。
2023年10月にレアル・ソシエダとの3年間に及ぶパートナーシップ提携を結ぶと、2023/24シーズン途中から胸スポンサーを務めている。2024/25シーズンからは同じく日本人選手が多数所属しているスタッド・ランスのユニフォームにも前面に「YASUDA group」の文字が刻まれた。
このスポンサー提携の関係で、両クラブはプレシーズンにジャパンツアーを行っている。今夏にレアル・ソシエダはV・ファーレン長崎と横浜FC、スタッド・ランスは柏レイソルとガンバ大阪と対戦することが決定した。
また、会社のホームページによると、レアル・ソシエダのジャパンアカデミーも運営しているとのこと。現在トップチームに所属しているミケル・オヤルサバルやマルティン・スビメンディを筆頭に、シャビ・アロンソやアントワーヌ・グリーズマンを輩出したカンテラ(下部組織)から派遣されたコーチの指導を受ける環境作りを行っている。