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フォーカス 7か月前

いま最も高いのは!? ベルギーリーグ日本人選手、最新市場価値ランキング1〜10位。異国の地で奮闘する男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

9位:坂本一彩(さかもと・いさ)

坂本一彩
【写真:Getty Images】

生年月日:2003年8月26日(21歳)
所属クラブ:ウェステルロー
最新市場価値:130万ユーロ(約2.1億円)
24/25リーグ戦成績:16試合4得点2アシスト

 ジュピラー・プロ・リーグの日本人市場価値ランキングで9位にランクインしたのは、今冬、ガンバ大阪からベルギーへと渡った坂本一彩だ。

 ガンバユース出身の坂本は、2022年にトップチームに昇格するも出場機会に恵まれず、2年目の2023シーズンに、当時J2のファジアーノ岡山に期限付き移籍。武者修行を経た翌年、ガンバに復帰した坂本は、リーグ戦37試合に出場し10得点をあげる大車輪の活躍で、チームの主軸へと成長を遂げた。

 そんな坂本は、今年1月に満を持してウェステルローへ期限付き移籍し、海外初挑戦を果たす。すると、加入直後のリーグ戦でいきなりスタメンデビューを飾り、64分間プレーした。

 次の試合では、後半からピッチに立つと、デビュー2試合目にしていきなりゴールを奪った。その後はプレーオフの1試合を除く全試合でスタメン起用されており、現時点で4得点2アシストをマークと、監督やチームメイトからの信頼を完全に勝ち取っている。

 とくに、リーグ第26節のサークル・ブルッヘ戦で見せたプレーは見事。ペナルティーエリア内で両利きとも思わせる繊細なボールタッチから冷静なフィニッシュを決めており、周囲を驚かせた。

 まさに一皮むけたFWの市場価値は、大幅にアップしている。ウェステルロー加入当時は70万ユーロ(約1.1億円)だったが、今年3月の更新で一気に130万ユーロ(約2億円)にアップした。チームでの地位を確立した今、さらに得点数を伸ばすことでステップアップはもちろん、日の丸を背負う可能性も十分に秘めている。

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