8位:明本考浩(あきもと・たかひろ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1998年1月31日(27歳)
所属クラブ:ルーヴェン
最新市場価値:150万ユーロ(約2.4億円)
24/25リーグ戦成績:25試合0得点0アシスト
昨季、浦和レッズからルーヴェンに移籍したレフティーが8位にランクインした。
地元の栃木SCユースで育った明本考浩は、トップチームには昇格せず、高校卒業後は国士舘大学への進学を選択。2019年には、ナポリで開催された第30回ユニバーシアード競技大会の日本代表メンバーに選出され、今やヨーロッパの舞台で活躍している三笘薫や上田綺世らとともに大会2連覇に貢献した。
大学卒業後、明本はユース時代を過ごした栃木SCに加入し、プロとしての歩みを始める。そこからの成長は凄まじく、大卒1年目からJ2リーグ38試合に出場し、7得点10アシストを記録。この活躍が高く評価され、翌年には浦和への移籍を掴み取った。
浦和では、リカルド・ロドリゲス監督の元で様々なポジションを任されるなど、国内屈指のユーティリティープレーヤーに成長。そして2024年1月、新たな挑戦としてルーヴェンに移籍し、欧州キャリアをスタートさせた。
ベルギーでは1年目から安定した出場時間を確保し、昨年7月には完全移籍も掴み取った。今季はここまで、リーグ戦23試合でスタメン起用。ゴールやアシストはないものの、3バックの一角に左右のサイドバック、サイドハーフなど、浦和時代から変わらず多くのポジションで起用されており、その万能性をアピールしている。監督にとっては、ありがたい存在だろう。
欧州での評価を手にした明本のの市場価値は急上昇しており、ルーヴェン加入時の90万ユーロ(約1.4億円)から昨年12月には150万ユーロ(約2.4億円)と1億円もアップしている。ただ、。今年の2月に負った太ももの怪我の影響で現在は戦列を離れており、これが影響して次回の更新では下落する可能性もある。