5位:小久保玲央ブライアン(こくぼ・れお・ぶらいあん)

【写真:Getty Images】
生年月日:2001年1月23日(24歳)
所属クラブ:シント=トロイデン
最新市場価値:250万ユーロ(約4億円)
24/25リーグ戦成績:31試合52失点
ジュピラー・プロ・リーグの日本人市場価値ランキング5位には、異色の経歴を持つパリオリンピック(パリ五輪)サッカー日本代表の正ゴールキーパーがランクインした。
藤田譲瑠チマと同じく、ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ小久保玲央ブライアンは、柏レイソルのユース出身。しかし、Jリーグ出場はおろか、トップチームにも昇格せず、2019年にベンフィカの下部組織に移籍した。
ポルトガルの名門で修業を積んだ日本人キーパーだが、ハイレベルな環境の中で出場機会には恵まれず。 2023シーズンには、トップチームに登録され、市場価値も12.5万ユーロ(約2000万円)から75万ユーロ(約1.2億円)まで上昇したが、ピッチ内の立場に変化はなく、結局ベンフィカのトップチームでは一度も出場機会がなかった。
出場機会を求めた小久保は2024年7月に、日本人が多数所属するシント=トロイデンに移籍。それまで同クラブのゴールマウスにカギをかけていた鈴木彩艶の後釜として、大役を担うことになった。
今季からベルギーに身を置くことになった若きGKは、ジュピラー・プロ・リーグ第3節以降フル出場し、早くも確固たる地位を築いている。安定した出場機会を得たことで、2024年12月には市場価値が250万ユーロ(約4億円)まで跳ね上がった。