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いま最も高いのは!? ベルギーリーグ日本人選手、最新市場価値ランキング1〜10位。異国の地で奮闘する男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位:伊藤涼太郎(いとう・りょうたろう)

伊藤涼太郎
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年2月6日(27歳)
所属クラブ:シント=トロイデン
最新市場価値:250万ユーロ(約4億円)
24/25リーグ戦成績:31試合2得点3アシスト

“苦労人”が4位にランクインした。

 岡山県の作陽高校でエースとして大活躍した伊藤涼太郎は、卒業後に浦和レッズに加入するも、名だたるタレントが揃う中で出場機会の確保に苦戦。水戸ホーリーホックや大分トリニータへの期限付き移籍を経験し、2020年には浦和に復帰したが、ピッチに立つ回数は限られた。

 それでも、2022年のアルビレックス新潟移籍が転機となった。1年目にJ2で9得点11アシストをマークし、J1昇格の立役者となると、2023シーズンはトップカテゴリーでも飛躍し、17試合で7得点4アシストをマーク。独創的なドリブルとアイデアあふれるパスは、多くのクラブの脅威となった。

 新潟の地で才能が開花した伊藤の市場価値は、2023年6月時点で130万ユーロ(約2.1億円)にまで到達。こうなると、海外からの視線は避けられない。同月にシント=トロイデンへの移籍を決断した。

 新潟の魔術師は、ベルギーの地でも開幕からチームの攻撃を牽引し、1年目ながら公式戦7ゴール4アシストを記録。2024年1月には、サッカー日本代表デビューも果たしている。

 今季開幕前の6月には、市場価値が250万ユーロ(約4億円)に到達。シント=トロイデンでは2番目に価値が高い選手となった。

 しかし、今季は昨季に比べて得点関与数が減少している。チームも残留争いに苦しんでおり、次回の更新でいま以上の市場価値は見込めなさそうだ。

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