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いま最も高いのは!? ベルギーリーグ日本人選手、最新市場価値ランキング1〜10位。異国の地で奮闘する男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位:渡辺剛(わたなべ・つよし)

渡辺
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年2月5日(28歳)
所属クラブ:ヘント
最新市場価値:900万ユーロ(約14.4億円)
24/25リーグ成績:34試合2得点2アシスト

 FC東京U-15出身の渡辺剛は、U-18チームに昇格できず、山梨学院高校に進学する。その後、中央大学を経て、2019年にFC東京に正式加入した。1年目は前半戦こそプレータイムの確保に苦しんだが、後半戦に安定した出場機会を得て、チームの躍進に貢献した。

 そうした活躍ぶりから、2019シーズン終了後には80万ユーロ(約1.3億円)の市場価値を記録。その後はコロナ過の影響もあってかわずかに下落したものの、J1で28試合に出場した2020シーズン終了後に再び80万ユーロに戻した。

 最終的にFC東京で3シーズンを過ごした渡辺は、2022年の冬にコルトレイクに完全移籍。1年目はシーズン途中に合流した影響もあり、リーグ戦7試合の出場にとどまったが、翌シーズンはリーグ戦全試合フル出場の活躍を見せ、2023年6月には市場価値を280万ユーロ(約4.5億円)にまで評価を伸ばした。。

 そして、すぐにステップアップの機会が訪れる。2023年夏、渡辺は350万ユーロ(約5.6億円)の移籍金でヘントに移籍。よりレベルの高い舞台でも相変わらずの存在感ですぐさまスタメンに定着すると、新天地での1年目を終える頃には、市場価値が700万ユーロ(約11億円)に到達した。

 2年目の今季も守備の大黒柱として輝く渡辺の市場価値は、現在900万ユーロ(約14.4億円)を記録。ヘントでは最も価値の高い選手で、ベルギーリーグの中でも20番目に位置している。

 そんな渡辺だが、サッカー日本代表ではこれまで3試合の出場に留まるなど、なかなか声がかかっていない。これだけの人材が選外となる現日本代表の選手層を讃えるべきか…。

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