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【写真：Getty Images】

中村敬斗を放出する可能性も？

　フランス・リーグアン第33節、スタッド・ランス対サンテティエンヌの試合が現地時間10日に行われ、ランスが2-0で敗北した。フランスメディア『Topmercato』は11日に、ランスに所属するサッカー日本代表FW中村敬斗について、クラブが今夏に放出する可能性があると報じている。

　中村は、今季リーグ戦32試合に出場して、11ゴール2アシストを記録。厳しい残留争いを戦うチームの中で、主力として輝きを見せている。スタメン出場したサンテティエンヌ戦では、35分にドリブル突破から決定機を演出。しかし、ラストパスがクリアされてしまったことで、ゴール前に詰めていたMFアンジュ・マルシャル・ティアは惜しくも決めることができなかった。

　痛恨の黒星を喫したランスは、順位を14位に落としている。降格プレーオフの16位ル・アーヴルとはわずか2ポイント差で、最終節を迎えることとなった。

　同メディアは、「ランスは低迷したシーズンを送っており、第34節を終えてまだリーグアン残留が保証されていない。軌道に戻るためには、この夏にチームに新たな血を注入する必要があるだろう。しかし、クラブは今後数週間で多くの選手の売却を準備しているようだ」と、降格の危機に陥った影響で、今夏に大規模な選手の入れ替えがあるだろうと指摘している。

　そして、「今季の結果に関わらず、ヴァランタン・アタンガナや中村敬斗のような選手はクラブを去ると予想されている」と、中村が移籍する可能性は高いと強調した。

　英メディア『INNERNEWSPORT』は1月に、33節終了時点で5位につけているLOSCリールが中村のレンタル移籍を検討していると伝えていた。強豪クラブも関心を寄せる中村。ランスが降格となれば、今夏に新天地へと活躍の場を移すことになるかもしれない。