シャビ・アロンソ
【写真:Getty Images】
生年月日:1981年11月25日
国籍:スペイン
現職:レバークーゼン監督
カルロ・アンチェロッティ監督の後任の最有力候補として伝えられているのが、レアル・マドリードOBでもあるシャビ・アロンソである。
2022/23シーズン途中にレバークーゼンの監督に就任すると、下位に沈んでいたクラブを卓越した手腕でまとめ上げてリーグ戦を6位でフィニシュ。2季目の昨季は、バイエルン・ミュンヘンでも成し遂げられなかったブンデスリーガ史上初の無敗優勝を達成し、シルバーコレクターと呼ばれていた古豪に初のリーグタイトルをもたらした。
こうした実績が評価され、多くのメガクラブが関心を示していたようだが、今シーズンも引き続き指揮を執っている。レバークーゼンからすると来季以降も留任させたいだろうが、その難易度は高いかもしれない。
その理由はレアル・マドリードの存在だ。先月21日にレバークーゼンで最高経営責任者(CEO)を務めるフェルナンド・カロ氏が、シャビ・アロンソとクラブの間で結ばれている「紳士協定」について言及。「彼が現役時代に所属していたクラブからオファーを受けた場合は、話し合いの場を設け、彼の邪魔はしないというものだ」とコメントした。
この「紳士協定」の存在はレアル・マドリードからすると絶好のチャンスである。シャビ・アロンソの決断次第ではあるが、彼が指導者キャリアを始めた古巣に復帰する可能性が現状では高いと言えるかもしれない。