ラウル・ゴンサレス

【写真:Getty Images】
生年月日:1977年6月27日
国籍:スペイン
現職:レアル・マドリード・カスティージャ監督
ジネディーヌ・ジダン以来の内部昇格となるだろうか。レアル・マドリード史上最多出場記録を保持するレジェンド、ラウル・ゴンサレスも新監督候補の1人だ。
2015年に現役を引退すると、2018年に古巣に復帰する形でレアル・マドリードU-15の監督に就任。2019年にはセカンドチームにあたるカスティージャの監督に就くと、今日に至るまで若手選手の指導を行っている。
ラウルは2020/21シーズン限りでトップチームの監督を退いたジダンの後任候補に挙がっていたが、結果的にはカルロ・アンチェロッティが就任。今夏は2021年夏以来の監督交代が行われることが確実視されており、4年越しに彼が新監督に抜擢される可能性もある。
ネックなのは、トップチームでの指揮の経験がないことによる未知数な点と、現行契約が今季終了までであること。ただ、過去にはシニアチームで指揮した経験がなかったジダンを大抜擢した前例があり、その結果UEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇などの成果を残した。
こうしたことを踏まえると、他の有力候補にオファーを断られた場合は、ラウルに新監督のオファーが向かうかもしれない。スター選手をまとめるためのカリスマ性は十分に持ち合わせていると言って良いだろう。