ユルゲン・クロップ

【写真:Getty Images】
生年月日:1967年6月16日
国籍:ドイツ
現職:レッドブル・グループグローバルサッカー部門責任者
レアル・マドリードの新監督に意外な人物の名前が挙がっている。昨季までリヴァプールを率いたユルゲン・クロップである。
昨夏の監督退任以降はレッドブル・グループグローバルサッカー部門責任者を務めており、今シーズンのJリーグ開幕時はRB大宮アルディージャのホームゲームに訪れていた。
長年タイトル獲得から遠ざかっていたリヴァプールを復活させたのは、間違いなくクロップの手腕があってこそだろう。ジョゼップ・グアルディオラ監督のポゼッションサッカーに対抗するべく、前線からの激しいプレスで即時奪還を狙うスピーディーなサッカーで強化に成功し、プレミアリーグのレベルをさらに上げた。
今シーズンのレアル・マドリードが抱える問題の1つが、前線からの守備意識の低さで、今のチームの課題を解決するための術を持っている人物であることは間違いない。人心掌握にも定評があり、スター選手を扱うことにも慣れているだろう。
ただ、同氏はリヴァプールの監督を退任した際に監督業の引退を示唆しており、その理由の一つに「過労」を挙げた。世界最高のクラブからのオファーは魅力ではあるが、現在は新たな職を得ているのも事実であり、クロップを新監督に招聘するのはかなりハードルが高いと予想される。